セカンドライフを意識する

雑記・雑学

看護師は高齢者の方々に接することが多いです。そうしたなかで“シニアライフ”について考えるようになりました。

今は問題なく生活出来ていても、いつまでも同じようには動けません。

今の自分では思いつかないようなところが、不便なポイントになったりします。

出来ることは今のうちから準備してOK、早すぎるということはありません。

若い頃は気にならなかった⋯

  • 家の中で転倒しやすいところ
  • 不便に感じやすいところ

これから引っ越しや家具の購入、大掃除など。家のなかを整えるときは、今の生活の先にあるシニアライフも意識してみてください。

年齢を重ねるほど身体は動きにくくなり、またあらゆる変化を避けるようになります。“何かしよう”と思っても、身体が思うように動かなくなってからでは大変な労力です。

ずっと先の話だと思わずに、未来の自分のために環境を整える⋯そんな風に考えてみてほしいです。

 

物の高さは腰の位置がベスト!上も下も転倒ポイントになる

高いところで何かしようとして(棚から物を出す、電球を取り替える)椅子を使って、そこから転落した⋯これはよくある話として世間的によく知られています。

 

では

下のほうにある棚や引き出しなど、使っているときにも転倒するリスクがある

ことはご存知でしょうか。

 

シンク下を整理する、タンスの引き出しに衣類をしまう⋯こうした作業をして立ち上がるときに

足がしびれて転倒

バランスを崩して転倒

してしまう可能性があります。またしゃがんで立ち上がる動作は大きいです。転倒しなくても“しんどい作業”になっていきます。

 

シニアライフで物の位置は腰の高さがベストです

これから長く使用する家具等を買うときは、高すぎず低すぎず⋯腰のあたりの高さの物を選ぶといいですね。

また頭より上や床に近い位置に物を集中させないように、少しずつ家の中を整えていくこともオススメします。

 

ベッドや椅子は膝の高さが理想的

ローソファにローベッド⋯おしゃれな家具がたくさんあります。ですが若い頃なら問題なくても、中高年からは意識したいところでもあります。

なぜなら

ベッドや椅子が低いと、立ったり座ったりしにくくなる

からです。

シニアになってからは床に座る、そして立つという動作は簡単ではありません。

今は問題なくてもいつか怪我をするかもしれません。怪我までいかなくても関節が痛くなることもあるでしょう。

そして介助が必要になったとき、ベッドや椅子が低すぎると本人・介助者ともに負担が大きくなります。

ソファなども座面の素材や作りによって、立ち上がりがしにくいものもあります。深く腰掛けるタイプであっり、少し沈むような柔らかいタイプがそうです。

いざというとき買い替えるのも大変なので、先のことも想定して選ぶと無駄な出費を抑えることができます。

 

コンセントの数や場所。そして高さも考えて

これから家を建てる方や、工事を予定している方など。シニアライフではコンセントも重要になってきます。

部屋の中にいくつ必要か、その場所は⋯実際の生活を想像してきっちり決めないと、後々に後悔するポイントに。

そしてコンセントの数は、多少多いくらいがオススメです。

あとから工事するのは大変ですし、延長コードやタコ足配線にならないよう対策できたらベストですよね。

そしてコンセントの高さも大切なポイント

だいたいの物件ではコンセントは下の方にあります。

それがシニア期ではきついことも。下の方にあるということは、しゃがむか屈む必要があります。

腰やひざが痛くなると、しゃがむ・屈むという動作はかなりの負担です。

元気なうちは家で過ごしたいと言う方は多いです。自宅で過ごす時間が少しでも快適になるよう、出来る範囲で環境を整えていきましょう。

 

対面キッチンの思わぬ不便ポイント

最近は対面キッチンが主流ですね。リビングの様子を見ながら料理を作る⋯その利便性は子どもが小さなうちは助かります。

ですがその時は一時のこと。子どもが巣立った後のほうが時間は長いです。

 

対面キッチンが不便だな、と思うときは

車椅子生活になったとき

になります。

 

車椅子だけではありません。将来的に室内用歩行器やシルバーカー、杖を使用する可能性もあります。

元気なときは想像つかないですよね。でも車椅子など必要になるということは、誰しも有り得ない話ではないです。

病気や怪我をしたときは治療のために入院するでしょう。そのあとは施設でしょうか?施設ではなく自宅に帰る方もいると思います。

車椅子だとキッチンに入ることが出来ても方向転換するスペースがありません。歩行器やシルバーカーも狭く感じるでしょう。

そのため対面キッチンより壁付のキッチンだと幾分マシな感じがします。

また車椅子でキッチンに入って作業(料理等)するには、足元に空間スペースが必要になります。シンク下やコンロ下に扉があると足が入らずつっかえてしまうからです。

車椅子でなくても椅子に座って作業をするなら、やはり足元に空間スペースがあったほうがいいです。

ほかには一軒家だとだいたいある床下収納庫も使えなくなるでしょう。

大きな家具家電は移動も大変になります。食器棚や冷蔵庫などの家電の配置も含めて考えていきたいですね。

 

扉は引き戸がベスト

他の記事にも書きましたが引き戸だと開閉で押したり引いたりしない分、転倒する可能性は引くくなります。

 

玄関を含め家中の全ての扉は引き戸がオススメ

 

扉の開閉は意外と転倒するポイントになります。

 

引き戸には他にもメリットがあります。

  • 少ない力で開閉しやすい
  • 車椅子でも開閉しやすい
  • 介助しやすい
  • 開閉時に人にぶつからない
  • 部屋を広く使える
  • お風呂で倒れたときに救助しやすい

などです。もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。

  • コスト面
  • 壁面の幅が必要
  • 気密性
  • 防音性

などです。

メリットとデメリットをしっかり比べてください。どちらに重きを置くかは人によります。

そのうえで私は引き戸をオススメします。

引き戸には上吊り式など種類があるので、自分や家にあった引き戸が見つかると思います。

 

 

最後に

住環境を整えるには、ある程度の出費を伴います。

ですが家は長い時間を過ごす場所です。

いつまで自宅で過ごせるか誰にもわかりません。思ったより短いもしれないし、思ったより長いかもしれない⋯。

限りある時間を少しでも快適に過ごせるように、早め早めに考えて行動して。いつか迎えるシニアライフを心地よくしたいものです。

 

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