准看護学校と看護学校のリアルな違い

看護学校奮闘記

私は社会人から准看護学校、看護看護と進学し看護師免許を取得しました。

 

  • 躊躇して一歩が踏み出せない
  • 実際に大人になってから通う学校てどうなんだろう?
  • 勉強なんて久しぶりすぎて不安⋯

 

社会人となり生活の基盤が出来上がると、そこから抜け出してチャレンジすることは勇気がいります。

私もそうでした。家のこと、お金のこと、勉強についていけるか⋯不安や心配事は尽きません。

それでも一歩を踏み出して良かったです。人生は一度きり。迷っていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。

「社会人になってから通う看護学校てどんな感じ?」

興味があるけど迷いもある⋯そうした疑問が少しでも解消できるように。

私が実際に学校に通って感じたことを紹介していきます。

座学の違い

当然といえば当然ですが、准看護学校に入学した頃は知識はゼロスタートです。ですがスタートは皆同じなので不安に思わなくて大丈夫。

先生方も丁寧に教えてくれます。

 

“自分が分からないところはクラスメイトも分からない”

ということ。(留年や再入学した方は別として)スタートは同じです。なので躓きやすいところ(科目)もだいたい同じ。分かるまで先生に教えてもらいましょう。飲み込みが早いクラスメイトに教えてもらうのもいいですね。

看護学校のクラスメイトたちはすでに准看護師として働いています。つまり最低限の知識を持っていることが前提でした。

准看護学校の知識は広く浅くで、看護学校は知識をより深めていきます。

(個人的な話になりますが)看護学校でもっとも苦戦した科目は

 

物理と英語

でした。この2科目は本当に苦手で苦手で⋯物理が得意なクラスメイトに教えてもらっても、基礎的な問題は何とか解けても応用問題になるとわからなくなります。

英語は昔から苦手意識が強くて単語ならまだしも文章になると「???」でした。

いっそ赤点を取って再テスト狙いでいこうか

本気で思いました。結果として一発クリアできましたが、これは先生の慈悲によるもの。ありがたいことです。

 

実習の違い

准看護学校では実習で大苦戦しました。それも当然、報告の仕方一つでも頭がいっぱいいっぱい。何がわからないかも「わかりません」状態。

加えて連日の寝不足。それでも「欠席だけはなしない」と歯を食いしばりました。欠席すると点数が引かれる恐怖もありましたが、「病気でもないのに休んだから負けだ⋯だから(自分に)負けたくない」一心でした。

出席しないと点数は付けてもらえません。

どんなにつらくても病気など理由がない限り出席したほうがいいです。

 

 

看護学校の実習はびっくりするくらい楽しかったです。

基礎があるからでしょうか?もちろん事前学習もしっかり準備をして、実習中の学習も欠かしません。

ですが毎日しっかり睡眠時間を確保して実習に行くことができました。

毎日しっかり休むと心身ともに良好で、実習にも精力的に取り組める⋯と好循環。良い思い出です。

 

看護学校には生徒間で2つの評価が付きます。それは⋯

厳しい学校と、緩い学校

の2つです。多少表現に違いはあれど意味合いは同じ。そしてある法則も(だいたい)あります。それは⋯

准看護学校が厳しいと看護学校が楽になる

准看護学校が緩いと看護学校で苦戦する

です。知り合いに卒業生がいなくても口コミなどである程度は知ることが出来ると思います。

大学進学が増え、准看護学校の数は減っています。ですが私のように働きながら通いたい人間には貴重な学校でした。

どのような学校が自分に合うか⋯受験する看護学校を選ぶときはよくよく考えてください。

メンタルの違い

これは圧倒的に看護学校のほうがメンタルは強かったです。ほとんどのクラスメイトはすでに有資格者として医療機関で働いていました。やはり現場の経験の有無は大きいです。

准看護学校は若い世代だと高校を卒業してすぐの10代からいました。上はだいたい同じくらいで准看護学校、看護学校ともに50歳近くまで。親子ほどの年の差があります。

私が受験した定時制の看護学校は若くても20歳から。准看護師の資格があることが入学の条件だからです。

准看護学校では

  • 想像と違った
  • こんなの無理
  • 親に言われたから何となく通っていただけ

などの理由で学校を去っていったクラスメイトがいました。

若い世代は実習にびっくりして泣いていた子も⋯。色々と衝撃だったのでしょう。

看護学校は何となくで卒業できるほど甘くありません。メンタル面の差は歴然でした。

通信制と全日制・定時制の違い

准看護学校に通信制はありません。なので准看護師から看護師になるための学校になります。

准看護師として数年の実務を経験したら通信制の受験資格は得られます。ですが全日制または定時制の看護学校が圧倒的にオススメです。その理由は⋯

  • クラスメイトの存在は想像以上に大きい
  • 困ったときに誰かを頼ることができる
  • (通信制だと)1人で勉強することは想像以上に大変で、卒業までに時間がかかりやすい
  • (全日制・定時制だと)先生の慈悲で救われることもある。

 

先生の慈悲とは対策プリントのこと

だいたいの授業で配分されるプリント類。それがテスト勉強でも大いに役立ちます。ほとんどのテストはプリントの内容が理解出来ていたら赤点を取らないレベルでした。

通信制でも教科書を読み込めば単位は取れるでしょう。ですが看護学校の教科書を読み込むのはなかなかきつい。そして授業中の説明や要点をまとめたプリント類は本番の国試にも役立ちます。

そして同じ目標を持つクラスメイトたち。時には(主に実習で)揉めることもありますが、それも必要な経験です。

どうしても通信制がいい!という事情がない方には全日制か定時制をオススメします。

 

買っちゃダメ!看護学校では他力本願な生徒ほど苦戦をする

目次を見て「なにを当たり前なことを⋯」と思われるかもしれません。

ですが一定数いるのも事実です。

実習時期になるとネットであるものを探す生徒が出てきます。それは

関連図のデータ販売

事例100!とか(1000かも?)実習はこれで万全!とか⋯それはもう元学生さんたち。現役学生の購買意欲をそそる煽り文句が上手です。

ですが、そんなものは必要ありません

買ったクラスメイトに見せてもらいましたが、使えるものではありませんでした。まさに“数だけあって中身はスカスカ”状態。

「こんなものにお金を払ったのか⋯」と内心気の毒に思ってしまいました。

図書室にある本より内容は薄く形だけ、当然のごとく“患者さまの個別性”などありません。販売する側も個人情報に繋がるような箇所は削除します。実習では個別性が必要です。だから中身がスカスカなんですね。

だったら始めから地道に図書室で調べたり勉強したほうがいいです。どうしても分からないところは先生達に質問してください。

また実習が進んでいくと、すでに勉強した疾患についてクラスで情報を共有することも。苦楽とともに団結力が深まり、自然と皆で協力するようになりました。

頼りたくなる気持ちもわかります。でもその時は良くても後々に苦労が倍になって返ってくる覚悟が必要です。

他人に答えを求めても自分の答えにはなりません。外に答えを求め続けたクラスメイトは本当に苦戦していました。

「買ったら楽できそう」なデータ販売は魅力的に見えることでしょう。ですが必要ありません。

学校を卒業したら終わりじゃない。自分でしっかり考えて、しっかり悩むことも必要です。

最後に

准看護学校、看護学校ともにいえることは⋯

  • 自分で考えることが出来ないと苦戦する
  • 頼ってばかりでは乗り越えられない
  • 悩んで遠回りしても“その過程”は評価される

でしょうか。なかにはイチから全て相談しまくるようなクラスメイトもいました。時には頼ることも必要ですが、何事も“いい塩梅”というものがあります。

楽しいことも、しんどいことも含めて

幅広い世代と交流できることは学校ならでは。もし学校に行くことを迷っている方がいたら「ぜひ行動してみて」と言いたいです。

人間いくつになっても学ぶことは喜びになります。

 

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