戴帽式が終わると、いよいよ実習。泣きながらでも乗り越えることが出来た、その理由は…

看護学校奮闘記

看護学校ってどんな感じ?

社会人になってから通うのに不安がある…

興味あるけど年齢が…

大人になってから新しい世界に飛び込むって大変だったけど素晴らしい経験になりました

看護学校に興味ある方や迷っている方、そんな方達に少しでも参考になれば幸いです。

 

戴帽式は意外とあっさり

実習に行く前に一大イベント

戴帽式

があります。憧れのナースキャップを頭に乗せロウソクを持って…てヤツです。

ナースキャップに憧れはありました。ですが戴帽式は学校行事。欠席は許されない半ば強制イベントです。

控室や会場のあちこちで同級生と写真を撮って「いよいよ実習に行くんだな〜」としみじみ。

戴帽式で担任の先生からもらった一言にウルッとしたり、感動する場面もありました。ですが意外とあっさり。終わったら即解散。仕事に行く同級生、真っすぐ帰宅する同級生。飲みにいったグループもあったかも?記憶があやふやですがあっさり感がありましたね。

ともあれ、いよいよ実習です。グループはいわゆる“しっかり者の生徒”と“ちょっと心配な生徒”がうまく分かれていました。学校側の思惑が丸わかりです。

実習グループには、あまり関わったことのない同級生もいました。「少しでも仲良くなって、協力し合えたらいいな…」と無事に乗り切れるかドキドキです。

結論からいうと“揉めないグループはない”くらい、どのグループも大変でした。しかし

実習グループのいざこざ程度は自分たちで解決する

これは看護師という道を志したものにとって必須のスキルになりました。

いざ実習!いい年したおばさん(私)がガチで泣く

わかっていました。でもわかっていた“つもり”だったのが嫌というほどわかりました。

いくら座学で点数を取っていても、実習で引き出せなかったら意味がありません。

指導者さんに質問され頭が真っ白になったり、質問されたことが「そんなことまで習ってたっけ?」とわからなくなったり。当時は日に日に負のオーラを背負うようになっていたと思います。

実習に行く→事後学習と翌日の実習準備の勉強をする→睡眠時間をギリギリまで削る→実習に行く…

途中から欠席し、そのまま自主退学した同級生もいました。

あまりの情けなさに泣いたことは一度じゃありません。情けなくて悔しくて…何度実習の帰り道で泣いたことか。

そんな私のことを気にかけ、励まし、アドバイスをくれて、親身に寄り添って…。一番お世話になったのは入学式であったAちゃんでした。

始めは一回りも年下のAちゃんに弱音が吐けませんでした。年上として情けない姿を見せるには(実習始めの頃はまだ)プライドがジャマをしていました。

ですがAちゃんに一度涙を見られると、もう涙が止まりません。

ひどい泣き顔だったと思います。本気で号泣しました。そんな私にひたすら寄り添ってくれたAちゃんは、私の涙が落ち着いたころ驚きの提案をしてくれます。

一緒に対策を考えよう!朝に夕に作戦会議

始めての実習。不安な気持ちはAちゃんにもあったはず。それでも他人(私)に時間を割き、親身になってくれたAちゃんはまさに女神でした。

  • 指導の中で何がわからなかったか
  • 実習中の困った場面の振り返り
  • 明日の実習の事前学習
  • 明日の実習の予想練習

などなど。時に私が助け舟を出すことがあってもたぶん9割はお世話されていました。

疾患の学習なら互いにまとめたものを共有したり

良い動画(主に手技について)があったら教えてもらい

翌日の実習で指導者さんから質問されそうな場面を想定して対策を考え

翌日の行動計画を相談する…

朝は電車の中でLINEで相談し、途中の駅で待ち合わせを。それからモーニングを食べながらギリギリまで勉強して実習先に向かいます。帰り道もまた報告と相談。そして電車の中で2人で勉強しながら帰る。帰ってからも寝るギリギリまで勉強で、時には電話をして教え合う。

「自分も入れてほしい」と途中から同級生の何人かが加わりました。始めは2人でしたが最終的には小グループに。1人ではリタイアしたかもしれない実習という大きな山を皆で乗り越えていきました。

 

あのときの実習では出来ない自分を嫌というほど実感しました。でも自分の全てを受け入れることで、確かな成長もありました。

 

「大人になるとね、自分を誤魔化して上手く見せるのが上手になっちゃうんだよ」

そんな先生の言葉がスンと落ちて胸に入りました。

看護師という職は誤魔化しや取り繕うこと、そういうものは許されません。

自分の行動や思考を何度も振り返る。辛かったけど経験して良かったと今は心から思います。

 

実習中にあった揉め事は…

それはダントツで人間関係。

「どんなに仲良くても実習では険悪になることもままある」

先生の言葉通りでした。

「〇〇さんが協力してくれない」

「〇〇さんが酷すぎて、メンバーの足を引っ張る」

「〇〇さんが自分勝手でチームとして行動できない」

それはもう上げたらキリがないくらい皆が不満を爆発させていました。先生方は一人一人の話を聞いてくれます。ですが聞くだけ。生徒間の問題には介入しないです。

それがまた皆の不満を爆発させます。

「こんなに言ってるのに先生は注意も指導もしてくれない!」

あの頃の様子を振り返ると微妙な気持ちになります。ですが当時は皆がいっぱいいっぱい。おまけに連日の寝不足や疲労もあったはず。色々と普通ではない状態でした。

それでも実習はグループで行います。チームワークが足りないチームは、必然的に実習で苦労する傾向にありました。それでも自分たちで解決していくしかありません。

そして実習が終わる頃には、揉めに揉めていた同級生たちが互いに理解を示すようになったのです。

看護はチームで

その意味を少しずつ、こうして学んでいきました。

おまけ

「夜勤で疲れてるだろうから、買ってきたよ」と息子からコンビニスイーツのプレゼントがありました。

その気持ちが嬉しくて一緒に食べながら「美味しい」「嬉しい」を連呼。寝不足も疲れも吹き飛びました。また仕事を頑張れそうです。

 

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