受験校を決めるまでと、悪戦苦闘の受験勉強

看護学校奮闘記

社会人は独学より人の力を借りて勉強する。そしてヤマを張る。

社会人から看護学校の受験を考えている方の参考になったら嬉しいです。今回は受験について。

私流の結論です。地頭のいい人は大丈夫かもしれません。しかし私は現役生だった頃、成績はいつも真ん中程度。理系科目は苦手でした。

受験校探しと悪戦苦闘した受験勉強

受験することが決まったら次は学校を決めます。事前に調べでいたため受験校はすぐ2校に決めました。受験日もズレていたので1校目の合否がわかってから、2校目に願書を出しても間に合います。

学校が決まったら後はひたすら受験勉強

個人的に准看護学校の受験で一番大変だったのが数学です。問われるレベルは中学校卒業程度でしたが、なにせ何十年ぶりの勉強。公式なんて全て忘れています。それらを暗記できるか不安になりました。

そこで縋りたくなるのが過去問です。しかし受験校は過去問を公開していませんでした。知り合いで通ってた人もいません。ネットで探しても見つけられず…最終的に本屋で高校受験用のテキストを購入。

パラパラとめくって思ったことは「せめて計算問題は全問正解くらいしないと厳しいのでは。文章問題は捨てることになるかも…」でした。

合格ラインはわかりませんが、何となく合格に必要な点数を取れる未来が見えません。そこで心が折れないように分厚いものは避け、ページ数が少なめのものを数冊選ぶことに。理由は「一冊終わった!」と達成感を得るためとモチベーションの維持のためです。

「せめて受験校の過去問があったらなぁ。出題傾向がわかるのに…」その時、ふと思い出したことがあります。

どこにも情報がなかったから試行錯誤してヤマを張る

「そうだ!受験校以外なら過去問を公開していたところがあった!学校が違っても出題傾向はそう大きく違いはない可能性がある!」

そして数校分の過去問を入手することが出来ました。私にとってはまさに命綱。見比べてみるとある程度の出題傾向があることがわかります。

「この範囲を徹底的に勉強しよう。そうすれば7割くらい取れるかも」何の根拠もありません。ですがそう信じて決めました。

現役生ならそんな苦労もないかもしれません。ですが私は違います。中学生が習う3年分の広大な出題範囲から狙う部分を決めたことで、かなり気持ち的に楽になりました。集めた過去問と受験校と出題傾向が違う可能性もあります。しかし時間は限られていて、受験科目は数学以外にもありました。なのでヤマを張ることにします。

結果はヤマを張って正解でした。

久しぶりの勉強と覚えられない公式

後から知ることですが社会人から受験した同級生の中には塾に通っていた人も。それだけ社会人も本気で学んで受験に挑むのです。

私は幸いに息子が中学生、まさに受験科目の現役生。なので数学は息子に教わりました。

「もう、ここ聞くの何回目?」「問い方がちょっと違うだけで、ここと同じ問題だよ」と呆れながらも投げ出すことなく教えてくれた息子には感謝感謝です。2人並んでリビングで勉強したのは、今もいい思い出ですね。

後から振り返って思うヤマが当たった理由は、試験には看護師に必要な数学を出題する傾向があるだったことかなと思います。点滴の計算や濃度の求め方、そうした計算は看護の仕事では基本となりますからね。そのため他校の過去問も充分受験対策に使えました。

そして今では笑える余談です。散々勉強した範囲と被る問題が出たのに、本番で公式が思い出せず力技で答えを出した問題がありました。

記憶が曖昧ですが確率の問題だったような…。その問題の公式がポーンと飛んだので、問いの答えが何通りあるか全てのパターンをプリントの裏に書き出して答えを出しました。

「この問題が一問二点!これで落ちる可能性もある!」一通り問題を解き見直しを終わらせてから、試験の残り時間全てをその一問に。帰ってから答え合わせをして正解だったときは「よし、二点!」とガッツポーズしました。

「お母さん大変だったんだよー。あんなに勉強したのに公式を忘れちゃって…でも頑張って解いた問題があってね…」そう息子に報告して「何してんだよ。でもその一問が合ってて良かったじゃん」と笑い合いました。

全力でやりました。後は結果を待つだけです。

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