長い人生、楽しいことばかりじゃない。泣きたくなる日もあるし、イライラしてどうにもならない日もありますよね。そして自己嫌悪に陥る人もいるのではないでしょうか。
でも辛いときこそ自分の心に寄り添って、受け止めてあげてください。自分で自分の感情を受け止めると、その後の気持ちが良いほうへ変化してくるはずです。
やり方はとても簡単。必要なものはノートとペンだけです。

まずはノートのページを縦半分ほどに分けてください。線を引いても折っても、どちらでも大丈夫です。そうしたら文法や構成など何も考えずひたすら書き殴ります。誰に見せるものでもない。思いつくままに書いていきます。
私もたまに書きますが、とても人には見せられない内容になります。使う言葉も子どもの頃に戻ったように幼い感じになることもあります。でもそれでいいんです。まずは書くことが大切です。
自分のイライラ、モヤモヤ、やり切れない思い…それらの感情を全てノートに吐き出したら、次は最初に半分にした残りの空白の部分を使います。
そちらに書くことはただひたすらに自分の感情に寄り添うことのみ。
例えば上司の理不尽な言葉に傷付いたとき。「それでもきちんと仕事をして働いてきたんでしょ?歯を食いしばる思いで今日1日働いてきたなんて。〇〇(自分)は頑張った!偉い!」など。こんな感じで書いていきます。
私はこの寄り添ってノートに書く部分は大切な人(家族や友人)の話だとしたら、何て声をかけるだろうか?と仮定して書いていきます。
きっと、大切な人にどこまでも寄り添って…どうしたら心が軽くなるか真剣に語りかける言葉を選ぶのではないでしょうか。
私もそうした傾向がありますが、必要以上に自分に厳しい人が多いように思います。理想的な自分への厳しさと優しさのバランスって難しいですよね。なので普段から自分に厳しい傾向の方は、意識的に優しさを向けてみるとちょうどいいのかもしれません。
この作業を繰り返し続けると終わった頃には吹っ切れたように心が軽くなると思います。こんなしんどい思いをして自分て頑張ったんだなぁ、と褒めてください。
私はどちらかというと自己肯定感の低い、自己評価の低いタイプでした。でも日記に自分のありのままの思いを書き続けることで「自分の一番の味方は自分」だと考えるようになりました。今では「人生で今が一番楽しい」と胸を張って言えます。
この感情をノートに吐き出すということを習慣にしていくと自己肯定感が上がっていく。そんな変化をきっと感じられるようになりますよ。
以上の自分の心に寄り添うやり方を簡単にまとめると…
- ノートとペンを準備する
- ノートを縦半分に区切る
- ノートの半分に感情を吐き出す
- ノートの半分で心に寄り添う
になります。
書いたあとのノートですが、読み返して辛い気持ちを思い出してしまうようなら処分してもいいと思います。その時は千切るなど内容が外から分からないようにするといいですね。後から読み返す可能性がある方はそのまま持っていてください。どんな感情も自分の宝物です。時間が経って、その時の経験や思いが何に繋がるかわかりません。ふとした時、自分の成長になったり後から気付きになることもあり得ます。

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